仕様書だけで丸投げしない
設計委託には必ず要求仕様書が必要です。
どのような製品を設計してほしいかをしっかり記載して委託先に渡しましょう。
ただし、読んでもらえません。
日本人は客の立場になって要求通りの製品を設計することはとても得意です。
しかし、中国人は自分の造りやすいように造ります。仕様書はパラパラと眺める程度。
当然ながら、仕様書だけで丸投げすると、とんでもないものが出てきます。
「要求したものと全然違う!」と言ったところで、時すでに遅しです。
言った言わないの争いになり、金も返してもらえず、そこで終了です。
見ればわかる、考えればわかる、常識でわかる、これらの考えは中国では通用しません。
念には念を押して、同じことを何度も、様々な方法で伝える努力が必要です。
設計委託のときは仕様書だけでは何も伝わらないので、プロトタイプのような現物サンプルも渡すようにしましょう。