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中国製造ブログ
-中国での電子製品OEM/ODMに関す る情報を発信-


安いのにはワケがある?寧波市の家電工場
電子製品の生産工場が集まっている地域といえば中国の広東省です。ハイテク製品の開発拠点である深圳市、大型工場が多い恵州市、家電産業の集積がある中山市や仏山市、そしてさまざまな工場が集まる東莞市。いずれも広東省です。 しかし、 中国でもうひとつ電子製品の生産工場が集まっている地域 があります。それは上海から車で2〜3時間ほど南側に位置する 寧波市(Ningbo)です。 私の印象では、寧波市では広東省と比べて、ハイテク製品よりも、 100円ショップに並ぶような乾電池系のシンプルな製品や、比較的簡易な構造の低価格帯家電 (掃除機、アイロン、オーブンなど)を多く見かけます。 もちろん、寧波市にも大手企業やさまざまな工場がありますので一概には言えません。ただ、広東省と比較すると、ローテク寄りの製品が多い傾向はあるように感じます。 電子製品の中国輸入を行うときに、このような 地域ごとの特徴や、得意・不得意な製品を把握しておくことはとても重要 です。 地域による得意分野の違いは、言い換えると、 そこに集まる人材の特徴の違い ともいえます。 ハイテク製品の設計や工


絶縁耐力検査の記録保存を忘れずに
コンセントに接続する製品の中には、電気用品安全法(PSE)の対象になるものがあります。 そして、この電気用品安全法(PSE)の対象製品を中国工場から仕入れるにあたって、忘れてはいけないのは自主検査と検査記録の保存です。 対象となる多くの電気機器では自主検査として、外観検査、通電検査、そして絶縁耐力検査の全数検査が省令で定められています。 自主検査といっても中国工場から仕入れている場合は工場側に委託すること可能であり、外観検査と通電検査は、わざわざ指示しなくてもほとんどの工場で行っているはずなので、あまり心配する必要はないでしょう。 問題となるのは、絶縁耐力検査です。 絶縁耐力検査とは簡単に言ってしまえば「ユーザーが製品を通して感電しない、十分な絶縁力があるか」を確認するものです。 例えば、カミナリや配電設備の異常などでコンセントに高電圧がかかったときに、コンセントに接続されている機器に十分な絶縁力がなかった場合、その機器に触れてしまうと大きな電流が流れて感電してしまう恐れがあります。 このような事故を防ぐためにも、製品の絶縁力は重要なのです。..


温度センサーで発煙・発火を防ぐ
電子製品の販売を行うにあたり、もっとも怖いのは 客先での発煙・発火 です。 とくにリチウムイオンバッテリーを搭載している製品などは常にこの問題が付きまといます。また、比較的電流が大きい暖房器具なども同様のリスクがあります。 中国からこのような電子製品を仕入れるときには、設計的に何らかの 安全対策が組み込まれていることをしっかり確認 しましょう。 もっとも一般的なのは 温度センサーの搭載 です。これで発煙・発火事故を100%防げるわけではありませんが、被害を最小限に抑えることが期待できると言えるでしょう。 温度センサーといっても必ずしもハイテクなものが必要ではなく、昔からあるシンプルなアナログ部品である サーミスタやサーモスタットなどが有効 です。 サーミスタは温度によって抵抗値が変化する電子部品 で、周囲温度が上がると抵抗値が下がる(もしくは上がる)ことで、温度を電気信号として検知することが可能です。小型のチップタイプであれば基板に実装することが可能なので、バッテリーの保護回路基板や製品の制御基板などに場所を取らずに搭載できます。...


検査で品質は変わらない
中国工場から日本に出荷する前に外部の検品会社に検品を依頼している仕入れ業者は多いでしょう。 検品の目的は「不良品を出荷させないため」が一般的かと思います。たとえば、過去の取引で不具合や不良品トラブルがあった場合は再発防止のために検査を強化することがあるでしょう。 顧客クレームや品質トラブルが発生するたびに、検品での検査項目を追加したりして、再発防止に努めるのです。 しかし、よく考えると検査を強化したところで、品質トラブルの原因となった根本原因は解決できているのでしょうか? 答えは「NO」です。 顧客の手元に不良品が届いてしまう原因には大きく分けて2つあります。ひとつは「不良品の発生原因」そしてもうひとつは「不良品の流出原因」です。 検査を強化することは、後者の「不良品の流出原因」を解決するかもしれませんが、前者の「不良品の発生原因」の解決にはまったくなっていません。 そして、問題解決のもっとも重要なことは根本原因を突き止めて解決することであり、それは前者の「不良品の発生原因」を突き止めることです。 そして、それはどれだけ検査体制を強化したところで


検品会社の選び方【中国検品のポイント②】
第三者検品会社とは検品依頼者でも生産工場でもない第三者の立場で検品サービスを提供する会社のことです。 電子製品の検品の場合は検品員を工場に派遣して抜取り検査を行うのが一般的なサービス内容です。 最大のメリットは「客観的な立場で検品結果の合否判断ができる」こと…なのですが落とし穴があります。 中国の検品会社の検品員はパートタイム雇用が多く、検品先の工場に近い場所に住んでいるパート検品員を日払い契約で派遣することが多いのです。そして、ひとりだけで派遣された日雇い検品員は誰に管理されるわけでもないので仕事の手を抜いてしまう場合があるのです。 検品レポート用の写真撮影だけを行い時間をかけて立派な検品レポートを作成するのですが、実際には必要な抜き取り数量の検品作業は行わないということができてしまうです。 さらに、工場側は「早く出荷したい立場」にありますので、そんな手抜き作業の検品員を見ても何も言いません。むしろ賄賂の現金や製品などを検品員に渡して出来るだけ検品させないで「検査合格」にして帰らせるように仕向けることも少なくありません。 検品員としては、仕事は


量産モニタリング【量産立ち上げプロセス③】
PP(プリプロダクション)で問題をあぶり出して、工場側と対策方法をしっかり話し合っても、実際の量産に対策が適用されなければ意味がありません。 量産の作業方法などが変更される場合は、開発部、品質管理部、生産管理部、製造部など様々な部門が関係してきます。...


品質改善の話し合い【量産立ち上げプロセス②】
PP(プリプロダクション)で見つかった問題をどうやって解決するか、これも非常に難しいです。 なぜなら、PPの段階ではすでに量産用の部材はすべて揃っており、部品の改善などは廃棄となる場合があるからです。 廃棄品や再調達の費用は誰が負担するのか、など様々な問題が出てきます。...


PP(プリプロダクション)を全数検査【量産立ち上げプロセス①】
新商品の初回量産はトラブルだらけです。 開発段階でどれだけ製品検証をしても、量産段階になるとまた新しい問題が発生するのが中国製造です。 問題が発生するのは仕方ないとして、最悪なのは量産がすべて終わってから発見される場合です。 ...


「認証取れますか?」は聞くだけムダ
「PSE認証は取れるって言っていたのに不合格だった!騙された!」 という声を聞きますが、それは本当に騙されたのでしょうか? 日本向けの電子製品にはPSEなどの認証が必要になる場合があります(とくにコンセント付きの製品)。...


取説や箱データを勝手に変更
中国メーカーの既製品を仕入れる場合でも外箱カートンやギフトボックス、取扱説明書などは日本語化したり自社ブランド情報を入れるのが普通です。 これらのデータは日本側からAIなどで提供する必要があります。 「データをそのまま印刷するだけだから中国でも簡単」と思っていてはいけません...


メール乗っ取り振り込め詐欺
「会社の銀行口座が変わったので、残金はこちらにお支払いください」 そんなメールが中国の取引先担当者から届きました。 「なんだかおかしいな」と感じながらも、メールアドレスは間違いなく馴染みの担当者のもの。 念のため、チャットで担当者に確認してみると「そんなメール送っていない」...


中国系リチウムイオンバッテリー企業の実態
スマホのバッテリーが燃えたなどで騒がれるリチウムイオンバッテリー。 今回は私が実際に見た中国系リチウムイオンバッテリーの実態を書きます。 中国系リチウムイオンバッテリーメーカーのなかには、BYDなどの大手企業もありますが、ほとんどは名も知られない中規模企業が作ったもので...


日本で検品!は遅すぎます
「不安があるので日本の倉庫で全数検品します!」 中国取引を始めたばかりの人に多い日本到着後の検品。 検品するのは自由ですが、検品で見つかった不良品をどうするつもりでしょうか? 「もちろん中国メーカーに返す!」 と考えている人は、考えを改める必要があります。 ...


アプリは日本でつくるべし
スマホと連携するハードウェアはアプリが必要です。 ハードウェアの開発委託を中国に出したとしても、アプリだけは日本でつくるようにしましょう。 理由は2つ ひとつは開発費の問題。 中国のアプリエンジニアの人件費は非常に高く、日本のアプリエンジニアと同じかそれ以上です。...


細かい部品指定をしない
設計を中国に委託した場合は部品選定も任せましょう。 中途半端に日本側から部品指定をしたりすると、ロクなことになりません。 中国は偽物の部品や品質の悪い部品が多いため、基板設計の会社は信頼できる部品の入手ルートを構築しています。...


プロトタイプを渡して説明する
要求仕様を説明するのにベストな方法はプロトタイプサンプルを渡すことです。 できれば動作するワーキングサンプルがいいですが、おおまかな仕様がわかる外観サンプルでもいいでしょう。 中国人は仕様書のような文章から実物を作り出すのは苦手ですが、コピーは得意です。...


仕様書だけで丸投げしない
設計委託には必ず要求仕様書が必要です。 どのような製品を設計してほしいかをしっかり記載して委託先に渡しましょう。 ただし、読んでもらえません。 日本人は客の立場になって要求通りの製品を設計することはとても得意です。 しかし、中国人は自分の造りやすいように造ります。仕様書はパ...


「とりあえず設計だけ」が危険なワケ
「量産は未定だけど、とりあえず中国に設計委託したい」 そんな相談を受けることがありますが、リスクが高く危険なのでやめましょう。というより、そもそも無理です。 中国の設計請負い会社(ソリューション会社、デザインハウス)は純粋な設計だけを請け負うことはなく、量産用の基板の生産ま...


優柔不断な人は相手にされない
中国人とビジネスをするときは即断即決が重要です。 スピードを重視する中国人にとって、即断即決ができない人は仕事ができない人と同じです。 話し合いの席で「本社に持ち帰ってからお返事します」などと言おうものなら、「判断ができない人=権限がない人=話をする意味がない人」と思わ...


客が帰ればもうやらない
中国では目の前にいる客の対応が最優先です。その次に電話、チャット、メールの順番で優先度が下がっていきます。 あなたが中国メーカーに訪問して、現地で手厚い歓迎と熱烈な対応を受けたとしても安心してはいけません。 「これなら安心。後は彼らに任せて、我々は帰ろう」 ...


目の前が最優先、メールは最後
中国人は目の前のことが最優先です。 スケジュール的な優先度よりも、目の前のことを先に処理する傾向があるので要注意です。 まずは目の前の客の対応、次に電話での対応、その次はチャットでの返事、最後にメールの返事です。 もしあなたが中国メーカーと日常的にメールでやりとりしていると...


徹夜作業でさようなら
新製品の初回生産は大変です。 トラブル、不具合、修正、リワークなどで納期に影響が出てしまう場合も珍しくありません。 だからといって、罪のない作業員に徹夜の作業をさせるのは危険です。 ある新製品の初回生産のとき、設計に問題があり組立作業が非常に困難なことがありました。...


通関検査後に製品が消えた
製品を中国から出国するときには通関検査が必要です。 書類確認だけで終わる場合が多いですが、抜き打ちで貨物の検査が行われる場合があります。 抜き打ち検査作業は非常に雑で、検査後は貨物がぐちゃぐちゃになる場合もあります。 そのため、場合によっては通関まで行って、もう一度綺麗にロ...
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