日本で検品!は遅すぎます
- JAINAL SERVICE LIMITED

- 2017年5月9日
- 読了時間: 1分
更新日:6月19日

「不安があるので日本の倉庫で全数検品します!」
中国取引を始めたばかりの人に多い日本到着後の検品。
検品するのは自由ですが、検品で見つかった不良品をどうするつもりでしょうか?
「もちろん中国メーカーに返す!」
と考えている人は、考えを改める必要があります。
日本の検品で見つかった不良品を素直に受け入れる中国メーカーは非常にまれです。色々な理由をつけて受け入れを拒否するが普通です。
しかも、中国取引では発注時に30%程度の手付金を払い、工場出荷前に残りすべての支払いを済ませるのが一般的です。
つまり、中国メーカーから言わせれば「あなた方は完成品に納得したから残金を払った。そして我々は、あなた方が納得した製品を出荷した」という感じです。
『残金支払い』と『製品出荷』を等価交換した時点で取引成立、そして終了です。
中国側からすれば「なぜ日本到着後に難癖をつけてくるのか?」と感じているはずで、揉めるのは当然です。
日本で検品するのは自由ですが、その後どうするのかをしっかり考えておきましょう。
中国取引は『工場出荷(残金支払い)』までが勝負です。品質を担保したければ工場出荷までに対応しなければいけません。



