プロトタイプを渡して説明する
要求仕様を説明するのにベストな方法はプロトタイプサンプルを渡すことです。
できれば動作するワーキングサンプルがいいですが、おおまかな仕様がわかる外観サンプルでもいいでしょう。
中国人は仕様書のような文章から実物を作り出すのは苦手ですが、コピーは得意です。
理想に近いサンプルを事前に渡すことで、余計なトラブルを回避することができるはずです。
メールやチャットなどの文章だけで伝えようとすると、間違いなくトラブルになります。
また、サンプルは直接会って渡しましょう。
そしてサンプルを渡すときに、設計してほしい製品の仕様などを細かくしっかりと伝えましょう。
話し合いの席には、営業担当だけでなく、設計担当のエンジニアも同席してもらうように依頼しましょう。
設計依頼先が商社や貿易会社の場合でも、できるだけ外注の設計会社のエンジニアに同席してもらい、いろいろな意見を聞きながら、方向性を決めていくのがいいかと思います。