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ゴールデンサンプルで認証取得?
中国製の電子製品を日本で販売するためにはいくつかの認証取得が必要になります。 WiFiやBluetoothなど電波送受信機能がある製品はTELEC(技適)を、コンセントに接続する製品はPSE(電気用品安全法)の取得もしくは届け出が必要になります。 ...


アプリは日本でつくるべし
スマホと連携するハードウェアはアプリが必要です。 ハードウェアの開発委託を中国に出したとしても、アプリだけは日本でつくるようにしましょう。 理由は2つ ひとつは開発費の問題。 中国のアプリエンジニアの人件費は非常に高く、日本のアプリエンジニアと同じかそれ以上です。...


プロトタイプを渡して説明する
要求仕様を説明するのにベストな方法はプロトタイプサンプルを渡すことです。 できれば動作するワーキングサンプルがいいですが、おおまかな仕様がわかる外観サンプルでもいいでしょう。 中国人は仕様書のような文章から実物を作り出すのは苦手ですが、コピーは得意です。...


仕様書だけで丸投げしない
設計委託には必ず要求仕様書が必要です。 どのような製品を設計してほしいかをしっかり記載して委託先に渡しましょう。 ただし、読んでもらえません。 日本人は客の立場になって要求通りの製品を設計することはとても得意です。 しかし、中国人は自分の造りやすいように造ります。仕様書はパ...


設計委託は設計請負会社に出さない
中国には設計請負会社(ソリューション会社、デザインハウス)がたくさんあります。 しかし、日本から設計委託をする場合は直接彼らに発注を出すことは難しいでしょう。 まず、相手にされません。 設計請負会社の客は中国系貿易商社です。...


「とりあえず設計だけ」が危険なワケ
「量産は未定だけど、とりあえず中国に設計委託したい」 そんな相談を受けることがありますが、リスクが高く危険なのでやめましょう。というより、そもそも無理です。 中国の設計請負い会社(ソリューション会社、デザインハウス)は純粋な設計だけを請け負うことはなく、量産用の基板の生産ま...


トラブル対応&不具合改善【製品開発プロセス⑥】
ODM(製品開発)のサンプルではトラブルや不具合が100%発生します。 中国メーカーにフィードバックしてすぐに解決できればいいのですが、現実はそう簡単にはいきません。たとえば・・・ 返事がなく放置される。 返事が来ても「再現しない」という残念な返答。...


サンプル評価【製品開発プロセス⑤】
OEM(商材仕入れ)で入手するサンプルは製品としてすでに完成しています。そのため、サンプル評価は出来栄えを確認する程度なので、比較的簡単です。 しかし、ODM(製品開発)で入手できるサンプルは、量産移行する最後の段階まで、製品として未完成です。つまり、不具合やバグだらけのサ...


製品開発スケジュール【製品開発プロセス④】
量産に至るまでには、様々な検証段階とサンプルが必要になります。中国メーカー側のサンプル評価スケジュールは事前に把握しておく必要があります。 台湾系メーカーであれば、検証プロセスは細かく分かれており、以下のようになっているところが多いです。 1. ES(Engineering...


見積もり&予算【製品開発プロセス③】
ODMは非常に多くの費用を必要とするので、事前の資金調達方法をしっかり検討する必要があります。協力メーカーからの見積書に以下の内容が記載されていることを確認しましょう。 ①金型費 筐体の大きさやパーツ数量にもよりますが、日本円で500万~1,000万円ほど必要になる場合も...


協力メーカー探し&打合せ【製品開発プロセス②】
ODM案件でもっとも重要なのが委託先メーカー探しです。ここでメーカー選定を誤ると、後々プロジェクトが頓挫してしまう可能性がありますので、慎重に行う必要があります。 協力メーカー探し メーカー探しは、香港の展示会で行うのがいいでしょう。...


製品要求仕様書【製品開発プロセス①】
オリジナル製品の開発設計を中国メーカーに依頼するためには、製品概略を書いた要求仕様書が必要です。最初の時点では、あまり詳細な内容は不要ですが、ミスコミュニケーションなく正確な見積もりを出すためには以下の内容を盛り込むと良いでしょう。 背景...


うるさいコイルの原因
ある条件が揃うと、電源回路のコイルから異音が発生してしまうことをご存知でしょうか。 製品から異音がしてうるさい。 そんなクレーム品を確認したところ、電源回路部分から「ジジジジジ」という音が出ていました。 詳細分析したところ、スイッチング電源のコイルが電流の流れに影響されて高...


北海道で製品が起動しない
出荷済みの車載製品が北海道などの氷点下環境で起動しなくなるトラブルが発生しました。 一度動きだせば、その後は問題がないとのことで、製品起動時のプロセスになんらかの問題があることは明らかでした。 実際に不具合が発生した製品を氷点下まで温度を下げて分析したところ、電源変圧回路(...


守秘義務は守られない
中国に初めて生産委託をするときに、守秘義務や情報流出を必要以上に心配する人がいます。 心配しなくても大丈夫。 情報は流出しますし、守秘義務は守られません。 複雑な分業体制が構築されている深センでは毎日のように様々な情報が飛び交っています。もちろんあなたのプロジェクト...


中国製造で失敗するのは、こんな人
中国製造はトラブルの連続ですが、そのトラブルが解決できないと、最悪の場合はプロジェクトが中止して大失敗に終わる場合があります。 そんな中国製造で失敗する人には共通点があります。 以下は私が実際に目にしてきたパターンです。 1. 生産現場の現実を知らない...


中国で三現主義がたいせつなワケ
ものづくりの現場で「三現主義」はとても重要です。 三現主義とは 「思い込みや勘違いを排除して、現場、現物、現実だけにもとづいて対処していく」 という考え方です。 もともと、日本の製造現場で広まった考え方ですが、中国でのOEM/ODM製造でも重要な考え方です。 ...


なぜ、サンプルと量産品が違うのか?
中国のOEM製造では、 サンプルと量産品の動作が違う 場合があります。とくに多いのが ファームウェア(ソフトウェア)の仕様違い で、出荷直前に 説明書の修正が必要になる ことはめずらしくありません。 なぜこんなことが起こるのでしょう。...


日本が勝てない脅威の開発スパン
中国メーカーの驚異的な開発期間の短さは、 深セン特有のサプライチェーンと中国人独特のビジネスセンス が関係しています。 日本の企業が1年以上かかるような製品を、彼らは三ヶ月程度で市場投入します。 これは徹底した分業体制を構築している深センだからこそ可能にな...


中国人エンジニアの実力は?
日本の大手電子系メーカーが衰退する一方で、ファーウェイ、シャオミー、Ankerなどの中国の電子系メーカーの躍進が目立ちます。 中国のエンジニアはほとんどが20代、30代なので、当然ながら、経験では日本の50代、60代のベテランエンジニアには遠くおよびません。 ...


エンジニアにもいろいろあります
ひとことでエンジニア(中国語では「工程師」と書く)といっても、いろいろな種類のエンジニアがいます。当然ながら、それぞれの得意分野、知識、経験は違います。このことを よく理解しておかないと、コミュニケーショントラブルにつながる 場合があるので、注意しましょう。 ...


深センのサプライチェーン分業システム
「自社設計」や「自社工場」を売りにしている中国メーカーは多いですが、そのまま鵜呑みにしないようにしましょう。 深センの電子業界はサプライチェーンによる分業システムが非常に発達しています。 コンシューマー向け完成品を販売しているメーカーで、...
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