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製品開発スケジュール【製品開発プロセス④】


量産に至るまでには、様々な検証段階とサンプルが必要になります。中国メーカー側のサンプル評価スケジュールは事前に把握しておく必要があります。

台湾系メーカーであれば、検証プロセスは細かく分かれており、以下のようになっているところが多いです。

1. ES(Engineering Sample) or Prototype いわゆるプロトタイプ。 動作しないただの外観確認サンプルの場合もある。

2. EVT(Engineer verification test) Sample 技術検証段階(仕様どおりに製品が動くかを検証する段階)のサンプル。

3. DVT(Design verification test) Sample 設計検証段階(各所の設計に問題がないかを検証する段階)のサンプル。

4. PVT(Process verification Test) Sample 生産検証段階(製品が大量生産に適した設計になっているかを検証する段階)のサンプル。

5. PP(Pre-Production) 少量量産段階(量産とまったく同じ部品、部材を用いて50-100台程度の少量量産を実際に行い、 大量生産に移行できるかを検証する段階)。通常50台~100台ほど生産され、製品上問題がなければ量産品の一部として出荷される。

6. MP(Mass Production) 大量生産。

しかし、実際の中国メーカーでは上記プロセスがかなり省略される場合が多く、1,2,3をまとめて一回で、4,5をまとめて一回で行うパターンが多いです。

上記のようなサンプルプロセスのスケジュールと、それぞれのサンプル台数、評価内容などを事前にしっかり把握しておきましょう。

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