絶縁耐力検査の記録保存を忘れずに
- ジャイナルサービス株式会社

- 4月17日
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コンセントに接続する製品の中には、電気用品安全法(PSE)の対象になるものがあります。
そして、この電気用品安全法(PSE)の対象製品を中国工場から仕入れるにあたって、忘れてはいけないのは自主検査と検査記録の保存です。
対象となる多くの電気機器では自主検査として、外観検査、通電検査、そして絶縁耐力検査の全数検査が省令で定められています。
自主検査といっても中国工場から仕入れている場合は工場側に委託すること可能であり、外観検査と通電検査は、わざわざ指示しなくてもほとんどの工場で行っているはずなので、あまり心配する必要はないでしょう。
問題となるのは、絶縁耐力検査です。
絶縁耐力検査とは簡単に言ってしまえば「ユーザーが製品を通して感電しない、十分な絶縁力があるか」を確認するものです。
例えば、カミナリや配電設備の異常などでコンセントに高電圧がかかったときに、コンセントに接続されている機器に十分な絶縁力がなかった場合、その機器に触れてしまうと大きな電流が流れて感電してしまう恐れがあります。
このような事故を防ぐためにも、製品の絶縁力は重要なのです。
そして、この絶縁耐力検査は顧客からの指示がない限り行わないという工場が多いので、検査の実施をしっかりと工場側に指示する必要があります。
そして、自主検査の実施だけでなく、その記録と保管も必要になってきます。しかも、保管義務は工場側ではなく、輸入事業者である日本側にあるので注意が必要です。
過去に電気用品安全法(PSE)対象製品の中国工場に訪問したときに、工場の社長が「複数の日本企業に製品を卸している」と言っていたにもかかわらず、生産ラインで絶縁耐力試験を行っておらず、記録もありませんでした。
驚いたことに、日本側から要求されたことが一度もないとのことでした。輸入事業者である複数の日本企業がこの制度に関してまったく知らなかったようです。
記録保管に関しては罰則などもありますので、ぜひ注意しましょう。
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