中国系リチウムイオンバッテリー企業の実態
スマホのバッテリーが燃えたなどで騒がれるリチウムイオンバッテリー。
今回はこの中国系リチウムイオンバッテリーの実態を書きます。
中国系リチウムイオンバッテリーメーカーのなかには、BYDなどの大手企業もありますが、ほとんどは名も知られない中規模企業が作ったものです。
日本でも売られている名もなきMade in China電子製品の多くに、上記のような名もなき中華系バッテリーが採用されています。
厳しい受け入れ検査にパスした信頼できる材料のみを使い、クリーンルームでホコリが入らないように管理された空間でバッテリーセルを生産して、何種類もの動作テストと厳しい出荷テストをクリアしたものだけで市場に出される。
・・・そんなわけありません、実際は
受け入れ検査という名の数量確認、窓全開ホコリまみれの空間で機械にセルを流し込み、出てきたものをクルクル巻いて一丁あがり。充放電確認後に調子がいいものをA級品、少し調子が悪いものをB級、明らかにおかしいものC級品としてドンドン市場に出します。
コスト重視のスマホメーカーなどがこのようなバッテリーを採用して製品に組み込み、何も知らない海外メーカーが買っていくのです。
生産現場の実態を知っていればバッテリーが燃えないのが不思議に感じるくらいです。