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ワケあり品でも売れる!

  • 執筆者の写真: JAINAL SERVICE LIMITED
    JAINAL SERVICE LIMITED
  • 2016年1月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:6月20日


スピード重視の開発で、品質に問題がある製品でもどんどん市場投入する中国メーカー。

当然、不良品の在庫をかかえる場合もあるのですが、不良品には不良品の処理ルートがあります。

格安品として売られるのはもちろん、ひと目につかない裏ルートで販売されたりと、いろいろです。

私が実際に目にした事例で言うと、過去に日本でリコールになり、中国に全品返却した製品が、某設備機器の一部として中国国内で勝手に販売されていたこともありました(日本メーカーのロゴがそのまま)。


その他では、市場価格に比べて半値ほどの電子製品を検品したときに、基板上の製品チップに大きなバグがあることがわかり、安い理由が出荷直前になって判明したこともあります。


また、とある工場に行ったときに返品された製品が山積みになっていたので、どうするのか聞いたところ「電気街で売るから大丈夫!」と答えていました。

確かに、深センの電気街ではワケありのモジュール、ワケありの電池、ワケありのプラスチック筐体などをかき集めたり、ワケありの製品を売りさばいている業者がいます。


最近では高品質な製品を提供する中国系ブランドも多数出てきて、時代が変わってきた感はありますが、このように、ワケあり品でも金儲けができるシステムが中国にあるかぎり、一部の中国メーカーの品質を度外視した製品開発スタイルは残るでしょう。

  

電子製品を仕入れる立場としては、安すぎるものには注意したいものです。

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