温度センサーで発煙・発火を防ぐ
- ジャイナルサービス株式会社

- 4月14日
- 読了時間: 3分

電子製品の販売を行うにあたり、もっとも怖いのは客先での発煙・発火です。
とくにリチウムイオンバッテリーを搭載している製品などは常にこの問題が付きまといます。また、比較的電流が大きい暖房器具なども同様のリスクがあります。
中国からこのような電子製品を仕入れるときには、設計的に何らかの安全対策が組み込まれていることをしっかり確認しましょう。
もっとも一般的なのは温度センサーの搭載です。これで発煙・発火事故を100%防げるわけではありませんが、被害を最小限に抑えることが期待できると言えるでしょう。
温度センサーといっても必ずしもハイテクなものが必要ではなく、昔からあるシンプルなアナログ部品であるサーミスタやサーモスタットなどが有効です。
サーミスタは温度によって抵抗値が変化する電子部品で、周囲温度が上がると抵抗値が下がる(もしくは上がる)ことで、温度を電気信号として検知することが可能です。小型のチップタイプであれば基板に実装することが可能なので、バッテリーの保護回路基板や製品の制御基板などに場所を取らずに搭載できます。
サーモスタットは特定の温度に達すると部品内部のスイッチが開いて電流を遮断することで物理的に製品の動作を止めてしまうものです、そして温度が下がるとまたスイッチが閉じて通電状態に復帰するという、動作としてはとてもシンプルな仕様です。電気ケトルなどにも使用されています。
発煙・発火の懸念がある電子製品を中国から仕入れるときは製品内にこのような安全性を確保するための電子部品が搭載されているかを確認してみましょう。
そして、搭載されていない場合は製品内部に追加してもらうのが良いでしょう。
サーミスタの場合は基板修正などが必要になりますが、サーモスタットの場合は製品内部にある程度の空間があれば、比較的簡単に追加できるはずです。また、追加場所はどこかの配線に直列に接続するだけなので、製品そのものに大きな改造を加える必要はありません。部品コストも作業コストもかなり小さく抑えられるはずです。
注意することは、どの温度仕様のサーモスタットを使用するかです。設定温度が高すぎると、遮断タイミングが遅すぎる場合がありますし、逆に設定温度が低すぎると通常使用のときに遮断されてしまうかもしれません。
サーモスタットの温度を決めるときは、しっかり動作検証を行い適切な温度を選択するようにしましょう。
また、量産品に温度センサーを搭載した場合は、実際に動作するかを検品のときにドライヤーなどを使用して確認してみることも重要です。
---------------------------------------------------------------------
【電子製品の中国検品 / 監査 / 同行 / 相談】
ジャイナルサービス株式会社



