抜き取り検査でロットアウトになったら?
- ジャイナルサービス株式会社

- 4月8日
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中国工場の出荷前に外部の検品会社を使って抜き取り検査の行った結果、基準の数量以上の不良品が見つかりロットアウトとなった場合、具体的にどのような対処するべきでしょうか?
「ロットアウトなので受け入れできません。もう一度作り直して(リワーク)ください。」と言うのは簡単ですが、中国工場にとっては大きな損失になる場合があり受け入れてくれないこともあります。また、実際問題として納期が迫っていたりすると作り直ししている時間もない場合があります。
そして、もうひとつとても大切な問題があります。
それは「作り直して品質が上がるのか?」と言う問題です。
例えば、製品の傷などの外観不良が多いので再度リワーク作業を依頼した場合、工場は梱包済み製品をすべて開けてもう一度生産ラインに投入します。
これらの作業で製品に新たな傷がつく可能性があります。また、個装箱は開けることでシワや破れることもあるでしょう。
つまり、ロット全体の品質を上げるためのリワーク作業のはずが、実際はまったくの逆効果になってしまうわけです。
検品結果がロットアウトだったからと言って、必ずしもリワーク作業が必要かどうかはその都度判断するべきでしょう。
電子製品の場合は動作上は問題なく、軽微な外観不良があった場合は例えその不良品の数量がロットアウトレベルだったとしても、リワーク作業でのリスクを天秤にかけて「あえてリワークしない」と言う判断も重要になってきます。
また、一方で電子製品の発煙、発火などを誘発する可能性があるような同様の不良品が同一ロットないから複数個発見された場合は、たとえそれがロット合格範囲内の数量だったとしても、中国工場に対してはリワークを依頼した方が良いでしょう。このような場合は工場側も出荷リスクを理解しているので対応してくれる場合が多いはずです。
このように中国工場での出荷前に抜き取り検査ではその結果にかかわらず、必要なリワークの有無を柔軟に対応していくべきです。
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