メール乗っ取り振り込め詐欺
「会社の銀行口座が変わったので、残金はこちらにお支払いください」
そんなメールが中国の取引先担当者から届きました。
「なんだかおかしいな」と感じながらも、メールアドレスは間違いなく馴染みの担当者のもの。
念のため、チャットで担当者に確認してみると「そんなメール送っていない」とのこと。
どうやらメールアカウントが何者かに乗っ取られて、勝手に詐欺メールが送られてしまった様子。
このような詐欺事件の犯人は過去に在籍してた社員である場合が多いようです。
中国企業の社員は1年もすればすぐに転職してしまうので、社内のセキュリティ情報なども外部に流出しやすいのです。
原因はどうあれ、このようなときはチャットや電話などで担当者本人にしっかり確認する必要があります。可能であればその上司などにも確認した方がいいでしょう。
日本企業のなかには中国の取引先とメールでしかやりとりしないところも多いようですが、このようなときには担当者とリアルタイムでやりとりできないと非常に危険なので、チャットやりとりできる環境を作っておくことをオススメします。