日本で検品!は遅すぎます
「不安があるので日本の倉庫で全数検品します!」
中国取引を始めたばかりの人に多い日本到着後の検品。
検品するのは自由ですが、検品で見つかった不良品をどうするつもりでしょうか?
「もちろん中国メーカーに返す!」
と考えている人は、考えを改める必要があります。
日本の検品で見つかった不良品など、中国メーカーが受け入れるはずがありません。
中国取引では発注時に30%程度の手付金を払い、工場出荷前に残りすべての支払いを済ませる必要があります。
つまり、中国メーカーから言わせれば「商品に納得したからお金を払ったんでしょう?」という感じです。「あなたが商品に納得したから我々は出荷したんだ」という考えです。
『残金支払い』と『製品出荷』を等価交換した時点で取引成立、そして終了です。
日本到着後に難癖をつけるのは、ただの言いがかりでヤクザがやること、というのが中国側の考えだということを理解しておきましょう。
日本で検品するのは自由ですが、その後どうするのかをしっかり考えておきましょう。
中国取引は『工場出荷(残金支払い)』までが勝負です。品質を担保したければ工場出荷までに対応しなければいけません。