優柔不断な人は相手にされない
中国人とビジネスをするときは即断即決が重要です。
スピードを重視する中国人にとって、即断即決ができない人は仕事ができない人と同じです。
話し合いの席で「本社に持ち帰ってからお返事します」などと言おうものなら、「判断ができない人=話をする意味がない人」と思われます。
以降、あなたは相手にされなくなります。
商談だけでなく、製造現場でのトラブル対応も同じです。
生産を停める? 暫定対策はどうする? 作ってしまった製品はどうする? 不良の基準をどう決める?
もし、あなたが客として生産現場に立ち会っていれば、上記のことを即断即決しなければなりません。
FOXCONNレベルの工場であれば、品質管理システムとトラブル発生時の対応マニュアルができているので、客に判断を仰ぐことはありません。
しかし、ほとんどの中国工場は「客がOKならOK」という考えなので、現場のトラブルの判断を客に委ねます。
「量産を見学しにきただけなのに、なぜ私にばかり聞いてくるんだ!責任者はいないのか!?」
という気分になるかもしれませんが、工場側からすればあなたが責任者です。
少しでも優柔不断な態度をとれば相手にされなくなり、指示を出しても聞いてくれなくなります。
中国人と面と向かって仕事をするときは優柔不断な態度をとらずに即断即決するようにしましょう。
そうすれば「この人は仕事ができる」と信頼され、あなたの意見を聞いてくれるようになりますので、ビジネスがスムーズに進みます。