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量産立会い【製品開発プロセス⑦】


量産時のトラブルには迅速な対応が必要です。

しかし、出荷直前の検品で問題が見つかっても「時すでに遅し」の場合があります。

そこで、組立作業のときに工場に訪問して、問題の早期発見と迅速な対応を行うようにしましょう。

量産立会いでは、以下のポイントを確認するといいでしょう。

・ソフトウェア(ファームウェア)のバージョン

開発中のバグ修正などでソフトウェアを変更している場合は、量産品のバージョンが承認したものと同じか確認しましょう。開発部から製造部にソフトウェア変更の連絡が行っていなかったり、間違ったバージョンを渡している場合がよくあります。バージョンが間違っていれば、すぐに生産停止してソフトの書き換えをすれば、スケジュールへの影響は最小限に抑えられます。

・印刷物の出来栄えとバージョン

取扱説明書、ギフトボックス、カートン材などの印刷物の色味や出来栄え、バージョンを確認しましょう。間違った内容であったり、完成度が悪ければすぐに改善指示を出さなければいけません。

・生産ラインでの不良内容と不良率

生産ラインで実際に発生している不良の内容を確認しましょう。中国メーカー側にデータ提出を要求しても改ざんした資料しか出てきませんので、現場に行って自分の目で確認することが重要です。設計的な不良が多ければ生産を止める必要がありますし、傾向不良があれば検品時に重点的に再確認する必要があります。

・その他、開発時の指示内容の適用確認

開発時に指摘した製品に対する変更や注意点などがあれば、量産立会いのときに確認しましょう。問題があればその場ですぐに改善依頼をしましょう。

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