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瞬間停電でマイコンが暴走


カミナリや電源タップ周辺機器の影響などで、一瞬だけ電流が供給されない瞬間的な停電現象が発生することあります。

人間は気づかないくらいの一瞬でも、電子機器にとっては非常に長い時間になります。

製品がこのような瞬間停電を考慮した設計になっていれば良いのですが、考慮されていないと製品が壊れてしまう場合があります。

実際に経験したのは、マイコン(CPU)周辺のヒューズ切れでした。

通常使用時の電流は非常に小さく、ヒューズは絶対に切れないはずでした。もちろん突入電流が発生するような場所でもありません。

しかし、再現実験の結果、瞬間停電が発生したときにマイコンが暴走することが判明。

瞬間停電で電流供給が一瞬だけ止まったときに、マイコンのステータスが不安定な状態になりマイコンが暴走、通常使用状態では絶対に流れない大きさの大電流が流れ出してヒューズが切れたことが判明しました。

このときは設計変更で対策できましたが、製品評価のときは手動で電源の高速ON/OFFを繰り返したり、電源リレー冶具で数日間ON/OFFテストを繰り返してみるなどの検証方法が効果的です。

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