貨物輸送中にパレット荷崩れ
中国工場から日本に輸送するときは数十個のダンボールをひとつにまとめたパレット輸送が一般的です。
しかし、このパレットの積み方に問題がある中国工場が多く、注意が必要です。
このパレットの積み方がいい加減だったり不適切だと、輸送中のコンテナ内で荷崩れが発生することがあります。
荷崩れで製品が壊れることは少ないですが、梱包材のダンボールが凹んだりシワが入っていると販売できません。
そうなると、日本の倉庫で入れ替え作業のリワークが必要になります。
交換用の梱包材を準備するのにも、実際の交換作業にも時間がかかるため、納期に大きな影響を与える場合もあります。
製品の箱詰めまではしっかり管理する中国工場でも、パレットは適当に積んでラップで巻くだけというところが多いです。
やはり、パレットの積み方もしっかり指示して荷崩れを防止する必要があります。
たとえば
・カートンの形状によるが、積み方は可能な限りジェンガ式(90度ずつずらして積み上げていけば重心が安定する)
・L型のエッジボードで全ての辺を固定
・全体をラップでしっかり巻く
・雨よけ用に不要なダンボールを上から被せる
・プラスチックのベルトでカートン全体とパレットを固定
など
ここまでしっかり積めば荷崩れの心配はありません。