サンプル評価は急ぐべし
「なぜ、日本人の仕事はあんなに遅いんだ?」と中国人によく言われます。
サンプルを渡しても数ヶ月も返事がなかったり、細かい質問のやりとりが長々と続いたり、スピード重視の中国人には理解ができないようです。
多くの日本企業では、時間をかけてサンプル評価をしたり、社内承認や調整で半年以上かかることは珍しくありません。
しかし、製品ラインナップが数ヶ月で変わってしまう中国の電子業界で、日本式のゆっくりした仕事の進め方は合いません。
サンプル評価が完了して、いざ発注する段階になり、製品やチップはすでに型落ちで生産終了。新型サンプルをもう一度、最初から評価・・・という笑えない話も。
中国製造は妥協の連続です。
最初から完璧を求めていると、絶対に終わりません。時間軸を中心に、落としどころを決めながら、どんどん進めていく必要があります。
商機を逃さないためにも、サンプル評価は急ぐべし!