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作業指導書【工場監査のポイント②】

​作業指導書がない工場は、ロット毎の不良率が大きく違ったり、特定ロットで大きな不具合が発生したりする可能性があります

作業指導書とは、作業員ひとりひとりが行う作業を細かく記した資料のことです。一般的にはカラー印刷された状態で、各作業員の上に標示されています。

この作業指導書がないと、各作業員は間違った組立作業をおこなってしまう可能性があります。

そうなると、昼班と夜班で組立方法が変わってしまったり、新人作業員が誤った方法で組立てしまったりしまいます。

実際にあった話で、あるWiFi搭載製品の一部の電波感度が非常に悪い問題がありました。原因は、作業指導書がないために組立て方法を知らない作業員が、アンテナを誤って金属部品に固定していたため受信感度が大きく落ちたためでした。

作業指導書がないと、このように特定ロットでとんでもない不具合品が発生したり、ロットごとの品質が変わってしまう可能性があるのです。

工場監査の際は、カラーの見やすい作業指導書が各作業員の上にあるかどうか、をぜひ確認してみてください。

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