検査で品質は変わらない
- ジャイナルサービス株式会社

- 4月9日
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中国工場から日本に出荷する前に外部の検品会社に検品を依頼している仕入れ業者は多いでしょう。
検品の目的は「不良品を出荷させないため」が一般的かと思います。たとえば、過去の取引で不具合や不良品トラブルがあった場合は再発防止のために検査を強化することがあるでしょう。
顧客クレームや品質トラブルが発生するたびに、検品での検査項目を追加したりして、再発防止に努めるのです。
しかし、よく考えると検査を強化したところで、品質トラブルの原因となった根本原因は解決できているのでしょうか?
答えは「NO」です。
顧客の手元に不良品が届いてしまう原因には大きく分けて2つあります。ひとつは「不良品の発生原因」そしてもうひとつは「不良品の流出原因」です。
検査を強化することは、後者の「不良品の流出原因」を解決するかもしれませんが、前者の「不良品の発生原因」の解決にはまったくなっていません。
そして、問題解決のもっとも重要なことは根本原因を突き止めて解決することであり、それは前者の「不良品の発生原因」を突き止めることです。
そして、それはどれだけ検査体制を強化したところで意味がありません。
つまり、どれだけ検査したところで、製品本来の品質は変わらないのです。
製品品質とは生産ラインで作り込まれるわけであり、生産ラインでの何らかの改善策がとられないない限りは製品品質が変わることはありません。
これが理解できていれば、品質管理において検査というのはあくまで副次的な作業であって、本当にやるべきことは「生産ラインで問題の発生原因を突き止めて、再度発生しないように対策をすること」と言えるでしょう。
中国工場との取引で品質問題が発生したときは必ず工場に情報をフィードバックして、問題発生の原因を突き止めてもらいましょう。そして、再発しないような改善策を提示してもらうべきです。
それらを行った上で、仮にまた不良品をつくってしまった場合でも市場に流出させないために、検査項目を追加したり、検査方法を変更したりして問題が流出ないように対策するべきです。
どれだけ検査をしても、品質は変わらないという意味がご理解いただけたかと思います。
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