top of page

中国製造はトラブルの連続ですが、そのトラブルが解決できないと、最悪の場合はプロジェクトが中止して大失敗に終わる場合があります。

そんな中国製造で失敗する人には共通点があります。

1. 生産現場の現実を知らない

試作設計と量産設計の違いを理解ないまま、むりやり量産に突入したり、大量生産のプロセスにおいて、何が簡単で、何が難しいのかわからず、ムチャな要求を工場側に投げたりなど。生産現場の現実を知らずに、自分の考えを通そうとする人は失敗する可能性が高いです。

2. 中国人の考え方を知らない

日本と同じ方法で仕事を進めたり、中国人に対して上から目線だったり、日本の考え方が正しいと信じているような人は失敗しやすいです。日本で成功経験があり自信に溢れている人ほど危険です。

3. 中国企業の仕組みを知らない

中国の会社でモノと情報がどのように流れて、どのように処理されているのか理解していないひとは、思いもよらないところで大きなトラブルに巻き込まれる可能性があります。「日本ではありえない!」と言ったところで、中国は日本ではないので全てが違って当然です。

いずれの項目も漠然と書いてありますが、これから本ブログで、色々な角度から少しずつ解説していきたいと考えています。

閲覧数:623回

中国語で「問題ない」は「メイウェンティー(没問題)」といいます。

この単語は中国出張でよく耳にするかと思います。エンジニアと技術的な話をしているときなど、よくこの返事が返ってきます。

しかし、このメイウェンティーは問題ありです。

中国人は自分の仕事に関して「わからない」「しらない」とは言わないので、代わりに「メイウェンティー(問題ない)」と答える場面があります。

この「メイウェンティー」の本当の意味を翻訳すると「今はよくわからないから問題ない。

問題が出たらそのとき考えよう」という意味です。

新製品開発の打合せなどで、この「問題ない」発言をそのまま信じてしまうと、大きなトラブルに巻き込まれるので要注意です。

開発費などを支払ってプロジェクトがスタートしたあとになって「できない」「問題あり」と言われることになります。

「問題ないと言っていたのにダマされた!」「いまさらできないと言われても困る!」という経験をしたひとも少なくないはず。

中国人とビジネスをするときは、相手の「問題ない」発言をそのまま信じるのではなく、問題ない根拠や理由などをしっかり確認するようにしましょう。

閲覧数:322回

ものづくりの現場で「三現主義」はとても重要です。

三現主義とは「思い込みや勘違いを排除して、現場、現物、現実だけをもとに対処していく」という考え方です。

もともと、日本の製造現場で広まった考え方ですが、中国でのOEM/ODM製造でも重要な考え方です。

中国人の仕事は、日本人と違い、かなり大雑把なので、いたるところにミスやトラブルが発生します。

さらに、勘違いや思い込みの間違った情報を客に伝えてくるので、言われるままを信じていると、大混乱や大失敗に見舞われます。

なにが本当で、なにが正しいのかを確認するために、やはり「現場」に行って、「現物」を見て、「現実」を知ることが必要になります。

中国メーカーに不具合の分析を依頼しても「再現しない」「問題ない」「直せない」などの回答が返ってきます。

しかし実際に現場に行くと、そもそも何も確認していない、ということはよくある話です。

なにも確認せずにいい加減な返事をするのは中国メーカーの常套手段。

中国製造では、ぜひ「三現主義」を忘れないようにしましょう。

閲覧数:866回
【中国製造の現実と裏話】発信中
↓↓フォロワー数8000人超え↓↓
カテゴリ
人気記事
最近の記事
タグ
    bottom of page